ビュユクアヌト参謀総長「反政府行動ではない」
2007年04月29日付 Zaman 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、28日午後、ヤシャル・ビュユクアヌト参謀総長に電話をかけた。エルドアン首相は、ビュユクアヌト参謀総長に対し、発言の真意をたずねた。

ビュユクアヌト参謀総長は、エルドアン首相に対して反政府行動ではないと伝えた。そして世俗主義に関連する批判をうけて、この問題を発言する必要があると感じたと伝えた。ジェミル・チチェキ政府報道官は会見で、エルドアン首相とビュユクアヌト参謀総長の電話会談は非常に有意義であったと述べた。

首相官邸では28日、大きな動きがあった。エルドアン首相は、約20分間、国家諜報機構(MİT)のエムレ・タネル事務次官と会談し、その後10人の大臣と一堂に介した。大臣らとの会談では、ビュユクアヌト参謀総長の発言がどのような意味をもつのか、そして今後の過程がどのように進められていくのかについて話し合われた。

取材で得られた情報によると、政府は大統領選挙に関して憲法裁判所が決定を下すまで、解散総選挙への行動は起こさないとみられる。しかし、エルドアン首相が公正発展党のハヤティ・ヤズジュ副党首とイドリス・ナイム・シャーヒン事務総長を首相官邸に呼び、解散総選挙についての指示を出したことが分かった。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10765 )