世論調査では公正発展党への支持、増加へ
2007年05月01日付 Yeni Safak 紙
カマル調査会社により行われた世論調査で、公正発展党が前回の選挙での獲得票数を維持する一方、国会には2つの党しか入れないことが明らかになっている。イスタンブル、アンカラ、ディヤルバクル、エルズルム、そしてトラブゾンで3356人を対象に行われた対面式アンケートでは、公正発展党に38.4%の人が票を投じることが明らかとなった。浮動票を含めない場合、共和人民党以外の党は最低得票ライン(10% 註)に届かず、共和人民党はといえば16.6%の票を獲得することが明らかとなった。カマル調査会社の今回の世論調査は、公正発展党が票をさらにのばすことを浮き彫りにした。前回行われた調査では浮動票を除き、公正発展党に票を投じるとしたのが約32%であったが、カマル調査会社の調査では、これが38.4%まで上がったことがわかった。公正発展党を共和人民党が16.6%で、民族主義行動者党が7.1%で、正道党が4.6%で追っている。また浮動票は18.1%で2番目につけている。
■有権者はギュルを選んでいる
調査で明らかになった他の興味深い結果といえば、ギュルへの支持である。大統領候補者が発表された後、肯定的な雰囲気がアンケートにも反映された。アンケート対象者の63.14%はギュルが大統領府に入るのを支持していることが明らかになった一方、29.18%の人は否定的な見方をしていることが伝えられた。
■議会にはたった2つの政党しか入れない
2007年4月27日から29日の間に3356人を対象にした対面式アンケートでは、調査対象者は注意深く選ばれ、さまざまな角度からの基準合わせがなされた。アンケートの結果を大まかに分析すると、浮動票を含めずに、イスタンブル広域市(議員)選挙と国会議員選挙の投票において約4から6ポイントの減少が見られたとしても、「浮動票」が考慮に入れられれば、以前の選挙での得票率に比べて(3月28日に行われた地方選挙)実際はこの2つのカテゴリーでの減少はないと言える。
註)最低得票ラインについては、5月1日付Cumuhuriyet紙「Oral Calislarコラム:諸々の政治的展開」を参照のこと。
現地の新聞はこちら
Oral Calislarコラム:諸々の政治的展開
( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:10775 )