アフマディー=モガッダム治安維持軍長官「テヘランの店主らは、雇用した女子をマネキンとして使っている」
2007年05月01日付 E'temad-e Melli 紙
社会的安全向上計画の実行から一週間がたったにもかかわらず、依然として治安維持軍長官は、立ち寄った先々で、この計画に関し、説明を余儀なくされている。
アフマディー=モガッダム長官は昨日、ゴムのウラマーや神学生との面会のため同市を訪問し、それぞれの面会が終わるたびに繰り返し、この計画の実行目的について、次のように説明した。「この計画では、いくつかのグループが〔取り締まりの〕対象となっている。第一に、道徳を侵害する者、第二に路上の安全を脅かす者、第三に素行の悪いごろつきども、そして第四に公の場で堕落した振る舞いをし、風紀を乱す行動を取る者である。この計画は目下、第一段階にある」。
大統領顧問を務める同長官はさらに説明を続けて、この計画で取り締まりの対象となった者に関して、次のような数字を示した。「計画実行後の最初の八日間で、970人がこれに関連して逮捕され、このうち84人が司法当局に送検された。同様に、700台の自動車もまた、〔女性の〕貞操(ナームース)に対して迷惑行為を働いた容疑で、差し押さえられた」と述べた。
アフマディー=モガッダム長官は、指導員が対象とする取り締まりの適用範囲について再度、次のように繰り返し説明した。「服装は4つの基本点を満たしていなければならない。体の線が見えたり、〔裾や袖が〕短かったりしてはいけない。また、女性のコートの布地は、挑発的な色や派手な色であってはいけない。同様にスカーフも頭を完全に覆わなくてはいけないし、化粧も派手であったり、挑発的であったりしてはいけない」。
イラン学生通信(ISNA)によれば、アフマディー=モガッダム治安維持軍長官は土曜日の夜、神学生たちの集まりにおいても、治安維持軍が社会的安全向上計画を実行している理由について、再度次のように述べた。「残念なことに、今日我が国の女性たちは、安心して女性用浴場にも、ホテルにもプールにも行けない状況となっている。というのも、隠しカメラによって営利目的の写真を撮られるかもしれないからだ。こうした状況にあっては、バッドヘジャービー取り締まり計画は、特定の党派と関連づけられるべきものではなく、全ての革命勢力・党派がこの件に関して治安維持軍と協力する必要がある」。
アフマディー=モガッダム長官はまた、「病んだ人間が腐敗を広げることで、家庭を崩壊させるようなまねをすることを許してはいけない。残念なことに今日のテヘランでは、店主らの一部は女子を雇い入れ、マネキンや広告として使っており、見返りとして彼女らに金を支払っている」との見方を示した。
〔後略〕
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( 翻訳者:白峰侑子 )
( 記事ID:10782 )