■ アメリカ政府、アサド大統領がシリア国民の公正な選挙の権利を奪っていると非難
2007年04月24日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ワシントン:アル=ナハール紙】
シリアで一昨日から昨日にかけて行われた議会選挙について、アメリカ政府はバッシャール・アル=アサド大統領を批判し、アサド大統領が「全国民の参加する政治的空気のなかで開かれた透明性のある」選挙に「シリア国民が参加する権利を剥奪」し、反政府勢力を脅迫したと非難した。
アメリカ国務省は公式声明で「シリア当局は、立候補者たちの間に開放的で自由な議論を許すための適切な措置をとらなかった」と述べた。また、「アメリカ合衆国は、シリア当局が立候補者の数を制限するために脅迫を行い、反政府運動を挫折させるために復讐をするとの威嚇を行ったという報告について懸念をおぼえており、シリア政府にこのような強圧的な行為をやめるよう求める。シリア国民は、不正と戦い、経済的チャンスを広げ、新世代のリーダーたちによる真の政治参加を促す代表者を民主的に選出する権利がある」と述べた。
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( 翻訳者:玉井葉子 )
( 記事ID:10819 )