公正発展党からのメッセージ:立候補するな
2007年04月22日付 Milliyet 紙

公正発展党員たちは党首が大統領になることを望んでいない。
オザク大臣は「国民はエルドアンが首相にとどまることを望んでいる。」と発言した一方で、ディシリ公正発展党副党首は「エルドアンは国民とともにいたがっている」と発言した。


公正発展党の中央委員会から、首相であるレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の大統領候補問題について最近行われた発表は政界に議論を巻き起こした。
公正発展党員たちから「彼が大統領になることを我々は望んでいない」とのメッセージが届いた。
建設大臣であるフルク・オザク大臣は、国民たちはエルドアンが大統領ではなく、首相でいることを望んでいると話した。
トラブゾンで会見したオザク大臣は少し前にエルドアンとある会議において、大統領問題についての協議をしたことを明らかにした。
オザク大臣は「会議において、エルドアンに『この政党はあなたが設立したのだから、あなたは我々よりもいろいろと考えることがおありなのでしょう。しかし、国民はあなたが首相のままでいることを望んでいます』と伝えました」と記者に話した。

■公正発展党から擁立する

公正発展党の副党首であるシャバン・ディシリは、エルドアンが国民とともにいることを望んでいると言い、「我が党は、市長職ならびに首相職はどうあるべきかを示してきた。我々の中から、大統領職がどうあるべきかを示す人物も現れるだろう。その人物は中立的な立場をとるだろう」と話した。
副首相のアブドゥラディフ・シェネルはアンカラで質問に答え、よりはっきりした状況を見るためには、少なくとも最後の2日まで待たねばならない、と言った。シェネル副首相は、自分はエルドアンが候補になることに賛成であると話した。公正発展党の副党首のデンギル・ミル・メフメト・フラトはというと、新しい大統領が文民であり、必ずトルコ大国民議会の中から選出されるだろうと語った。

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:10825 )