オランダ法務省、パレスチナ自治政府閣僚の入国ビザを取り消す
2007年05月05日付 Al-Nahar 紙

■ パレスチナ自治政府閣僚、シェンゲン加盟地域から強制退去

2007年05月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ブリュッセル:AFP】

 パレスチナのバースィム・ナイーム青年・スポーツ相は、ブリュッセル空港からのオランダ行きを禁じられたと発表した。ベルギー内務省の発表によれば、ナイーム大臣は既にヨーロッパのシェンゲン加盟地域から追放されたという。

 ナイーム大臣はEUのテロ組織リストに名を連ねているイスラーム抵抗運動ハマースに所属している。大臣は搭乗していたエジプトの航空機の機内からカタールの衛星放送チャンネル「アル=ジャズィーラ」のインタビューに答えて、「オランダ法務省は入国ビザを取り消した」とベルギー警察から通知を受け、パレスチナ人随行員とともにブリュッセル空港からのオランダ行きを禁じられたと発表した。

 ナイーム大臣と随行員が今なおブリュッセルに滞在中であるかとの質問に対して(ベルギー内務省当局者)は「いや、二人は既に出発した。もはやシェンゲン加盟地域内にはいない」と答えた。シェンゲン協定にはイギリスおよびアイルランドを除くEU加盟国とノルウェーおよびアイスランドの15カ国が加盟している。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:10833 )