■ 3年間でエジプトを住血吸虫症の無い地域にすることを宣言
2007年05月05日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
エジプトは数十万人ものエジプト人の肝臓を長年にわたり破壊してきた住血吸虫症を、この3年間で追放すると宣言した。
ハーティム・アル=ガバリー保健・人口相は世界保健機構(WHO)のマーガレット・チャン事務局長との会合の直後、エジプト人の生産能力を約半分に減少させる要因となってきた住血吸虫症問題に、WHOと共同で取り組むことに合意したことを明らかにし、エジプトから住血吸虫症を無くすと宣言した。
また、アル=ガバリー保健・人口相が本紙記者ファールーク・アブドゥルマギードに説明したところによると、住血吸虫症に立ち向かうこの計画は様々な方面で進められるという。それには、患者への無償の治療や、罹患していないことを確証するために全ての学生と就学前児童に施される検査、そして排水路や下水道に生息する貝の駆除〔訳注:住血吸虫は貝類を中間宿主とするため〕が含まれる。
(後略)
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:10836 )