■ ムバーラク大統領、ウズベキスタン大統領と経済関係の拡大について協議
■ 様々な分野における10の協定と相互理解のための覚書へ署名
■ カリモフ大統領：「憲法改正は民主主義の大きな前進」
2007年04月19日付アル・アハラーム紙（エジプト）HP１面
ホスニー・ムバーラク大統領は昨日、ウズベキスタンのイスラーム・カリモフ大統領との会談に臨み、中東や中央アジアその他の国際問題に関連する、両国が関心を持つ政治・経済問題を話し合った。
ムバーラク大統領とカリモフ大統領の首脳会談では、二国間関係のあらゆる分野、特に貿易・投資・文化・観光・科学・メディアの分野における関係の拡大と深化が取り上げられ、更に双方の民間企業・団体間での合同事業の推進についても話し合われた。
ムバーラク、カリモフ両大統領は、両国の代表団が出席した拡大会合の議長も務め、様々な分野におけるエジプト・ウズベキスタン関係の発展方法について焦点を当てた話し合いを行った。
会合では、ウズベキスタン大統領の今回のエジプト訪問中に関連の協定が調印される予定であった様々な協力分野について検討がなされ、その後ムバーラク大統領はカリモフ大統領とその随行団に表敬すべく昼食会を主催した。
スライマーン・アウワード大統領府報道官によれば、ムバーラク大統領は明らかにエジプトと中央アジア諸国間の関係強化に積極的であり、「このたびの会合はエジプト・ウズベキスタン共同上級委員会の会合の成果を検証するものだ」と述べて、ウズベキスタン大統領のこの訪問中に様々な分野にわたる10の条約や協定書、覚書への署名が行われたと指摘した。加えて、ウズベキスタン大統領は中東の安定におけるエジプトとムバーラク大統領の役割に賞賛を表明し、中東の安定は中央アジアの安定に緊密に関係していると述べたという。
カリモフ大統領とアフマド・ナズィーフ首相は、オッバ地区の大統領官邸で行われた投資・金融・司法・組織犯罪およびテロとの戦い・文化・スポーツ・メディアの各分野における両国の協力に関する10の協定への調印式に列席した。
さらにカリモフ大統領はホスニー・ムバーラク大統領が主導したエジプトの憲法改正を賞賛し、「憲法改正はエジプトの民主化と近代化の大きな前進だ」と述べた。
ウズベキスタン大統領のホジャエフ報道官は中東通信（MENA）に対し、「民主社会建設の試みは短期的な事業ではなく、各民族に特有の深く根付いた伝統や文化、宗教、風習を考慮に入れねばならない長期的な事業である」という、昨日の首脳会談の場でのカリモフ大統領の発言を伝えた。
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（ 翻訳者:並木麻衣 ）
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