カイロ南方の村で宗教間衝突
2007年05月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ エジプト、宗教間の衝突で10人負傷
2007年05月13日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【カイロ:UPI】
金曜にカイロ南方の村で発生したムスリムとキリスト教徒間の衝突により、少なくとも10人が負傷した。
UPIに対しある治安当局者は、バフマ村〔訳注:報道機関によって「バフマ村」と報じているところと「バムハ村」としているところがあるが、ここでは記事原文のままとする〕での宗教間衝突は、キリスト教徒たちが政府の許可を得ないままに教会の建設を決意したとの噂が広まったことに由来すると述べた。
刃物や棒を持った両教徒が衝突した結果、治安部隊が到着して事態を収拾するまでに、両派合わせて10人が負傷するに至ったという。
エジプト政府寄りの中東通信社(MENA)は、衝突はこの村に住む500人ほどのムスリムが集まった金曜礼拝の後、キリスト教徒の1人が礼拝所の建設を決意したとの噂が出回ったことを受けて発生したと報じた。
同通信社は治安当局筋からの情報として、キリスト教徒の民間人宅3軒の入り口に火がつけられ、キリスト教徒一人が重傷の火傷、3人が軽い火傷を負う事態に発展したと伝えた。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:10887 )