憲法裁判所長官、国民投票に関する発言の真意を説明
2007年05月15日付 Zaman 紙

憲法裁判所長官トゥーライ・トゥージュは、国民投票に関する発言が間違って解釈されていると述べた。憲法上での正式な手続きを説明したことを明らかにしたトゥージュは、大統領が(憲法)改正を、必ずしも国民投票にかけるというわけではないと表明したのだと述べた。

トゥージュは、バクーで行われた記者会見で憲法改正(法案)が国民投票に付されないだろうということを明らかにし、「なぜなら、367票以上で承認されたからだ。セゼル大統領は発表すべき状況にある。彼は拒否権を1度は行使しうる、2度はない。」との表現を用いた。何人かの法律家がこの言葉は憲法に反していると主張すると、トゥージュは書面での発表を行った。トゥージュはアゼルバイジャンでの集会でトルコでの大統領選挙に関する憲法改正に関連した質問に答えたことを明らかにした。トゥージュは、次のように続けた:

「この質問の一つは大統領が何回拒否権を行使しうるかである。この問いに対し、一度は拒否権を行使しうる、拒否権が行使された後に行われうる(トルコ大国民議会で)第2回討議で、3分の2以上で承認された場合においては、大統領が(憲法)改正を必ずしも国民投票にかけるわけではない、と述べられたのだ。そうして憲法第175条に記載されている(憲法改正に関する)手続きが説明されたが、大統領閣下の判断に任された改正法案が、国民投票に付されることに関する見解は述べられなかった。問題となっている条項が読まれるなら、強制的ではなく、大統領が認めた場合に国民投票がおこなわれることもさらに明確に記載されていることが理解されうるのである。」

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:10900 )