(トルコ国民)議会の下した早期選挙の決定を受けて(選挙に向けた)活動を本格化させた各政党は、目玉候補探しを続けている。7月22日の審判でよい結果が出ることを望んでいる各党は、世間に馴染み深い人物に関心を寄せた。
候補者に次ぐ候補者の襲来に見舞われている公正発展党(AKP)は、「中枢(政党)」のイメージを強化することを目指している。アンカラ産業会議所のザフェル・チャーラヤン会頭と共和人民党(CHP)の元総書記であるエルトゥールル・ギュナイの出馬に向けた話し合いが大きく前進した。アレヴィ派の有力な人物の1人である歴史家・作家のレハ・チャムルオールは、イスタンブルからの立候補申請を行った。
CHPの候補者リストにはといえば、興味深い人物の名前が並んでいる。高等教育機構(YÖK)のケマル・ギュルズ元理事長や、歴史的文化財の違法取引を含むさまざまな容疑により係争中のユジェル・アシュクン元(ヴァン100周年大学)学長、共和国ミーティングを主催した国民主義者のヌル・セルテルと現代的生活支援協会の創設者の1人であるネジュラ・アラトが目玉候補の最前列にいる。(福祉党の連立政権が崩壊した1997年)2月28日期の主要な人物のうち、イスタンブル県元知事のエロル・チャクルもCHPに申請を行った1人である。
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( 翻訳者:穐山 昌弘 )
( 記事ID:10911 )