いくつ集めても腐った卵に変わりは無い -エルドアン首相、野党連合を酷評
2007年05月19日付 Milliyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、祖国党と正道党の連合と、共和人民党と民主左派党の選挙協力を、「腐った卵をいくつ集めても、良質な卵にはならない」という言葉で評価した。
昨日、ヴァンで行われた総合開幕式典に参加したエルドアン首相の演説の際に、諸野党は絶えずブーイングを行った。ブーイングや、「うてうて呻け、バイカル(共和人民党党首)、聞いてろよ」(注)といったスローガンを意に介さず、首相は次のように語った:
彼らは結集している:
共和人民党、民族主義者行動党、祖国党、民主左派党、そして正道党が過去に行ったことは明らかだ。我々が国家の収入について行ったことも明らかだ。政権についたすべての政党は借金をつくった。今、彼らは結集している。腐った卵をいくつ集めても、良質な卵にはならない。
民主主義への影:
他党の者たちの政策は、民主主義に、公正さに、国民の意思に影を落としかねない。かれらは、国民から、国民の議会から逃げたのだ。起こりえない空想にもとりつかれているかもしれない。病院から逃げた医師がどれほど価値あるものか、議会を放棄した国会議員もそのようなものだ。目の前で起こったことをどこで罰するか、国民はよく知っている。初めてアンカラのどたばたは国民の目を免れなかった。起こった事柄について、国民は未来のための決定を今より下したのだ。
今から、御愁傷様:
7月22日(の総選挙の日)に、彼らはかなり大きく恥をかくことになるだろう。今からご愁傷様である。なぜなら、彼らは国民が主権を行使するのに不快になったからだ。今より、親愛なる国民の皆さんに感謝を捧げる。皆さんは賢明で、ことを中途半端に終わらせないだろう。
■ チチェキ:死ぬまでではなく、お昼まで
ジェミル・チチェキ前法相は、公正発展党ママク郡組織へ(他党から)参加した人物たちのため催された式で、右派ならびに左派政党同士の協力を評価した。「政治的婚姻をおこなっている」と述べたチチェキ氏は、「人々は、若い男女が結婚すると、『神があなた方をひとつ枕で年取らせ、亡くなるまで添い遂げさせますように』と祈る。ここでは、死ぬまでではなく、お昼までだ」と表現した。
(注)公正発展党が、アブドゥッラー・ギュルを大統領候補として発表した際に、共和人民党を煽って唱和した言葉。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:10926 )