エルズルムで「アタテュルク・青年・スポーツ記念日」の国旗掲揚問題
2007年05月20日付 Milliyet 紙
5月19日、「アタテュルク・青年・スポーツ記念日」が、悪天候と猛暑にも関らず、各地で熱狂的に祝われた。一方、エルズルムでは国旗掲揚問題が持ち上がっていた。
第9軍団司令官のネジャト・ベク中将は、エルズルムでは、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が1週間前に行った集会の開会式のため、AKP(公正発展党)寄りのエルズルム広域都市当局は大小の通りを国旗で飾ったのに、今回は祭日に際し十分に国旗が掲げられていないとして反発を示した。
ベク氏は、エルズルム選出のAKP議員ムスタファ・ウルジャル氏と共に祝日の祝賀式典会場に来たAKP所属のエルズルム広域都市市長アフメト・キュチュクレル氏に、次のように問いかけた。「大通りには、ただのひとつもトルコ国旗がない。ここには、国旗を掲げるためのポールがあるではないか。なのにどのポールにも国旗が掲げられていなかったようだ。この祭日は私たちのものではないのか?」。キュチュクレル市長が「街中に国旗は掲げられています」と述べると、ベク氏は周囲の人々を振り返り、「誰かそのあたりの通りを見てください。今日は5月19日です。あらゆるものが欠けていても、これは欠けていてはならない」と言った。
ジェラレッティン・ギュベンチ知事はといえば、ベク氏の言葉に答えないまま、式典を始めた。消防局のチームは、ベク氏の批判の後、ハヴズバシュとアタテュルク大学の間の通りの電柱に国旗を掲げた。
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( 翻訳者:永山明子 )
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