イスラエル密入国を試みたスーダン人青年がエジプト警察部隊に撃たれる
2007年05月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ イスラエルへ密入国を試みたスーダン人が撃たれ負傷
2007年05月18日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【アル=アリーシュ(エジプト):AFP】
エジプトの治安筋によれば昨日、エジプトとガザ地区の境界線に配備されているエジプトの警察部隊の発砲により、スーダン人の青年が撃たれて負傷した。青年がイスラエルへの密入国を試みた際のことであった。
エジプト・イスラエル国境の治安関係者は、スーダン南部出身の青年フランコ・マルシェロ(26歳)が腕を撃たれ、治療のためにラファハ中央病院へ搬送されたと述べた。
同関係者の説明によれば、この青年は3歳の女児を含む3人の連れ(全員がスーダン南部出身)とともに、シナイ半島北部マタッラ地区にある第10号国際標識を通ってイスラエルへ密入国しようとしていた。
青年らが止まれとの命令に従わなかったため、エジプトの警察部隊が彼らに向かって発砲し、マルシェロ青年が負傷したという。
また同関係者が明らかにしたところによれば、これらスーダン人のうち成人3人の取り調べが始まり、彼らは仕事を探すためにイスラエルへ行きたかった、密入国を手助けしてくれるようにシナイ半島のベドウィンと取り決めを交わしていた、と言っているという。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:10960 )