イスラエル、パレスチナ各派に対する戦争継続を断言
2007年05月20日付 Al-Ahram 紙

■ ガザに4度の空爆
■ ペレツ国防相、ハマースに対する軍事行動の継続を強調
■ イスラエル政府、ミサイル発射地点に対する攻撃強化を検討
■ ファタハとハマース、停戦及び武装勢力の街路からの撤退で五度目の合意

【ガザ、占領下エルサレム、通信各社】

昨日、イスラエルはガザ市に対する集中的な空爆と砲撃を行った。同じ頃、イスラエルのアミール・ペレツ国防相は、イスラエル各地に対するパレスチナのミサイル弾発射がたとえ停止されても、ガザのハマースやパレスチナ諸勢力に対する戦争は継続すると強調した。今日のイスラエル政府の拡大閣議では、カッサーム・ミサイルを防ぎとめる方法が話し合われる。

昨日イスラエル軍は工場や鉄工所を目標とした4度の空爆を行い、それによって複数のパレスチナ人が体を吹き飛ばされて死亡、他に五名が負傷した。

ペレツ国防相はイスラエル・ラジオで、ハマースと他の抵抗勢力に対する戦争は、パレスチナのミサイル発射がたとえ止んでも続けられるであろうと断言し、ハマースの活動拠点を目標とした空爆は以前から計画されていたことであり、イスラエルがそうした立場に追い込まれたわけではないと指摘した。

また、ガザ全土への侵攻はイスラエルの利益にならないであろうと明言し、ガザにおけるインフラ施設を目標とした攻撃は、ハマースの背後にパレスチナ国民を団結させてしまうことになるとして、それを否定した。そして、「イスラエルに害を及ぼす敵ども」を防ぎとめるための地上作戦に関するあらゆる提案に耳を傾けつつ、限定的な作戦を今後数日間続けると主張した。

占領軍からの攻撃への報復として、ハマースはイスラエル南部のアシュケロン市に対し二発のミサイルを発射し、ジハード運動はイスラエルのスデロット市に対するほかの二発のミサイル発射の実行を認めた。一方、民衆抵抗委員会の軍事部門であるナーセル・サラーフッディーン旅団は、ガザと向き合うイスラエル各地に対し七発のミサイルを発射したと表明した。

時を同じくして、ファタハとハマースは、両者間の即時停戦を遵守することで合意した。ブルハーン・ハンマード少将を団長とするエジプトの治安使節団はこの問題を終わらせるため、双方の指導部が参加する会合を開き、エジプトのアフマド・アブルゲイド外相は、パレスチナ各派が停戦を守るようにとの希望を述べたうえで、イスラエルにはパレスチナ人に対する武力行使の停止を求めた。

他方、パレスチナ首相府のガーズィー・ハマド報道官は、ファタハとハマース間で停戦と街路からの武装勢力の撤退、検問所の撤廃、捕虜交換を定めた新しい合意に達したと述べた。両運動間の合意は一週間で五度目となり、合意は実質的な実行段階に入った。

ファタハ指導者の一人であるパレスチナのアッザーム・アル=アフマド副首相は、アッバース大統領の命令に違反する違法な部隊であるとして、ハマース所属の治安部隊の解体を求めた。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:10965 )