統一投票名簿上の政党の順番が明らかになった。高等選挙委員会の監督下で行われたくじ引きにより、名簿の一番上にはトゥールル・トゥルケシュが設立した啓発トルコ党、一番下にはトルコ共産党の名がある。
公正発展党(AKP)は 13番目、共和人民党(CHP)は5番目に名を連ねている。正道党(DYP)と祖国党(ANAP)が統合して選挙に臨む予定であるが、(統合名となる)民主党(DP)の名はまだ名簿にはない。正道党 (DYP)は9番目、祖国党(ANAP)は15番目を引き当てた。昨日の党臨時集会で民主党(DP)に改名した正道党(DYP)は、最終的な投票名簿では民主党(DP)の名で示される。記者たちの質問に答えた高等選挙委員会のムアッメル・アイドゥン委員長は、民主党(DP)に関する正式な申請はまだ行われていないこと、くじ引きには両政党が別々に参加したことを強調した。アイドゥン委員長は、投票名簿が印刷される前に正式な申請があれば必要な手続をとるであろう、と述べた。
高等選挙委員会は、7月22日の国会議員総選挙に参加する政党の統一投票名簿の順番を昨日くじ引きで決定した。ガーズィ地区にある、法務省の別館で行われたくじ引きには、高等選挙委員会ムアッメル・アイドゥン委員長、選挙委員会メンバー、各政党の代表者が参加した。式でアイドゥン委員長は、ID番号が確認された約4100万人が有権者であると述べた。さらに同氏は、ID番号が明らかではない150万人については、パスポート、婚姻手帳、免許証のような公式の身分証明書の提示で投票できる、と述べた。
アイドゥン委員長は、有権者原簿の情報が2005年にすべてコンピューターに移され、2006年12月には(各地区・村で)掲示され更新されたとし、この登録を中央人口管理システム(MERNİS)と協力して比較・確認したと説明した。全有権者のID番号の確証に務めたと述べたアイドゥン委員長は、98%成功したと明らかにした。同委員長は、ID番号がみつからない国民については、今後の有権者原簿に名前が載らないことに触れ、「コンピュータベースの有権者原簿は極めて確かなものです。疑う余地がありません。なので、混乱するようなことはないと考えています」と続けた。
正道党(DYP)と祖国党(ANAP)の連立が投票名簿にいかなる形で記されるのかという新聞記者の質問に対し、アイドゥン委員長は、まだ正式な申請がなされていないため、両党がそれぞれくじ引きに出席した、と述べた。さらに同氏は、両党が連立して、投票名簿が印刷されるまでに正式申請をおこなえば、必要な手続(投票名簿に民主党(DP)として党名を載せる)をとることができる、と述べた。
無党派議員については、統一投票名簿に無党派議員の名前を載せることを考慮した憲法改正が施行となったため、無党派議員候補の決定後、くじ引きが行われる。また、無党派議員候補の名前は、統一投票名簿では政党の後に載せられる。
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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:11002 )