■ ダルフール平和維持部隊のエジプト人将校が殉職
■ 武装勢力が自宅を襲撃し殺害
【ハルトゥーム:通信各社】
ダルフールに派遣されているアフリカ連盟(AU)の平和維持部隊に参加していたエジプト軍事監視団のイーハーブ・アフマド大佐が、北ダルフール州都ファーシルの自宅を武装集団に襲撃されて死亡した。
外務省の担当筋が明らかにしたところによると、国連とAUは昨日、在ハルトゥームのエジプト大使館にイーハーブ・アフマド大佐の殉職を報告し、事件の詳細とこの恥ずべきあからさまな敵対行為を行った勢力に関する更なる情報収集が進行中だと伝えた。
また同筋は平和維持部隊のエジプト人要員に対するこの罪深い攻撃の発生を厳しく非難し、「ダルフール紛争のいずれかの当事者がこの不正な攻撃に関与していたことが確定すれば、それはその者がダルフールにおける不安定状況と治安悪化の継続を望んでいることを意味する」と指摘した。
さらに同筋は、「このような敵対行為が起きたからといってダルフールにおける平和維持と治安に果たすエジプトの有効な役割が挫かれるわけではない。ダルフール平和維持任務へのここ数年の参加が地域住民からの評価と歓迎を常に受けてきたことを思えばなおさらだ。地域住民とエジプト部隊は同胞感情によって、またエジプトの役割、中でもファーシル市の野戦病院でエジプト人軍医たちが取り組んでいる人道的な役割への評価によって結ばれている」と断言した。
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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラブメディア翻訳) )
( 記事ID:11017 )