イスタンブル征服554周年記念式典開催
2007年05月30日付 Zaman 紙

イスタンブルで昨日(29日)、征服554周年が祝福された。征服の様子を再現したプログラムやショーなどの催し物が行われ、イスタンブル市民は熱狂に包まれた。

イスタンブルを征服したスルタン・メフメト2世の霊廟で始まった記念式典は、様々な催しとともに夜中まで続いた。レーザー光線や花火が自治体により金角湾で打ち上げられ、イスタンブルの夜空を鮮やかに色づけた。軍楽隊によるメフテルの演奏も行われ、また噴水の創り出した巨大なカーテンの上で、イスタンブル征服の様子が上映された。馬に乗りイスタンブルへ入城するスルタン・メフメト2世の姿が、レーザー光線で再現され、ガレー船(中世の大型船)が陸から金角湾に降ろされる様子(メフメト2世はイスタンブル征服時、船を新市街側から丘を越えて金角湾まで運んだ)が、初めてこのショーで上映された。この征服ショーは一部のテレビ局でも放映され、何千人ものイスタンブル市民の参加により大盛り上がりとなった。金角湾沿いの海岸と橋は、ショーを熱狂的に楽しむ市民で埋め尽くされた。家族揃ってショーを観にやってきたイスタンブル市民たちは、征服の興奮とともに、素晴らしい一夜を過ごした。

■イスタンブル征服554周年の熱狂と興奮

征服554周年記念式典はベオグラード門で行われ、征服の再現ショーが続けて上演された。多くの市民が見守る中で、軍楽隊をともないベオグラード門に入ったオスマン帝国軍は、大砲とともにイスタンブルを征服。イスタンブル市長カーディル・トプバシュは、スルタン・メフメト2世によってイスタンブル征服後行われた事業が、まさに正義、平和、そして平安をもたらしたと語った。
 

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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:11026 )