EUのソラナ代表、ラファハ通行所へのEU監視員派遣継続を約束
2007年05月24日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、ソラナ代表とレバノン、パレスチナの情勢について協議
■ ソラナ代表:「この会談は中東の最新情勢に関する明確なビジョンの形成に寄与した」
■ パレスチナ・イスラエル双方からの要請にこたえ、ラファハ通行所のEUによる監視を続行

2007年05月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 ホスニー・ムバーラク大統領は昨日、中東歴訪の一環としてカイロを訪問したハビエル・ソラナEU共通外交・安全保障政策上級代表を迎えた。会談後にソラナ代表は「ムバーラク大統領との会談は極めて大きな成果をもたらした。特にパレスチナとレバノン情勢に関する鋭く深い分析を傾聴した」と述べた。

 ソラナ代表は、本紙のムフタール・シャイーブ記者が取材に当たった記者会見で「ムバーラク大統領と共にレバノン人民への支援策を検討した」と延べ、一昨日にアラブ連盟が出したレバノン問題に関する声明を高く評価した。

 また同代表はEUとアラブ諸国、とくにエジプトとの関係の深さを強調しつつ、EUは常に中東問題の解決に注意を払っているとつけ加え、今回の会談は中東情勢に関する明確なビジョンの形成に寄与したと明言した。

 一方、アラブ和平提案に関しては、「EUは中東に平和が訪れるためにこの和平提案を支持する」と語り、中東の安定実現のためのエジプトの努力を賞賛した。

 パレスチナのラファハ通行所にEUが派遣している監視員体制を更新するかどうか、また密輸の禁止までを含む監視員の権限拡大をイスラエルが要求していることについての質問に対しては、「今月で通行所監視業務の第一期が終了することから、イスラエル側とEUのラファハ駐留について話し合っているところだが、パレスチナ・イスラエル双方と再び交渉する必要がある。双方とも我々の任務の継続を要求しており、我々もそれに同意したが、特に通行所の開閉に関し、我々の任務をより効果的に遂行できるようになることを望んでいる」と答えた。

 ソラナ代表は、EU監視員は通行所の開閉についていかなる責任も有しておらず、より効果的な任務実行のためには両当事者とより良い関係を持つことが重要だとの考えを明らかにした。

 加えてソラナ代表は、エジプトおよび関連各方面から、ラファハ通行所における移動を容易にするために最大限の努力をするとの確約を得、またムバーラク大統領自身もそのように明言したと語った。

 一方、世界銀行の報告書に従ってヨルダン川西岸地区をいくつもの小区に分割する案と、それが持続可能なパレスチナ国家樹立に与える影響の大きさに対するEUの立場については、EU・エジプト・アラブ諸国はイスラエル国家の隣に持続可能なパレスチナ国家を建設という方法を通じて中東問題を解決するよう努めており、EUはパレスチナ国家建設を支援すると共に、入植地問題と、パレスチナ国家へのアクセスなど実質的に持続可能なパレスチナ国家建設に関わる問題の解決を支援すると明言した。

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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:11030 )