【ハムシャフリー・オンライン】治安維持軍(警察)麻薬撲滅対策責任者のホセイン・アーバーディー司令官は「ホルダード月5日(西暦5月29日)土曜日の朝に、麻薬常用者一掃計画が開始された。鉄道テヘラン駅周辺および沿線において集中的に計画が実行され、現在までに300人が摘発された」と述べた。
ISNA(イラン学生通信)によれば、ホセイン・アーバーディー司令官は4日前からテヘラン市の各地区で情報確認や捜査活動を行っていることに触れ、こう述べた。「警察は麻薬常用者が麻薬を使用したり、路上生活している地域に踏み込み、麻薬常用者を摘発した。」
さらに、「警察が一番最初に本格的に踏み込んだ地域は、鉄道テヘラン駅周辺および沿線である。警察により逮捕された麻薬常用者は、ヴァリーアスル駐屯地内の隔離施設に移送される。そこで、薬物使用や、肝炎・エイズ感染の有無を調べる三つの検査を行う。これにより彼らは、治療センターに移送される者と、シャファク(極光)キャンプに収容される者とが選別される」と述べた。
司令官は、街レベルでの個人名の報告に基づき、世間の目から逃れている麻薬常用者が相当数いることに触れ、こう述べた。「警察は麻薬常用者を治療センターに移し、ホームレスらをキャンプに収容するために圧力を強めている。」
また、1000人の収容が可能なキャンプを用意していることについて述べ、以下のように続けた。「このように、麻薬常用者移送のために警察は、より一層の準備を進めている。」
NAJA(治安維持軍)麻薬撲滅対策責任者の同司令官は、治安維持軍が麻薬押収地域においてさらに圧力を強めていることを強調し、こう述べた。「今年の最初の2ヶ月間に、治安維持軍麻薬撲滅対策部隊は、各種麻薬を合わせ74トン830キロの薬物の押収に成功した。この量は去年の同様の期間における押収量に対し、53%の増加を示している。」
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( 翻訳者:宮越有紀 )
( 記事ID:11062 )