歴史的地名のトルコ語化提案に業界反発
2007年06月06日付 Milliyet 紙

 トルコ大国民議会トルコ語調査委員会において、公正発展党のメンバーが、「エフェス」「カッパドキア」のような歴史的地名の変更を提案したことに対し、観光業界が反発している。観光業者たちは、エフェスを「エフェス」以外の名で覚えてもらうことなどできないと述べ、この案は馬鹿げたものだと強調した。
 トルコにおいて地名の変更を提案している人々は、ボスニア・ヘルツェゴビナやマケドニアのような国々におけるトルコ名由来の地名が変更されることも受け入れなければならない、と述べるのは、トルコ旅行代理店協会総代表のバシャラン・ウルソイである。ウルソイは「単に看板を書き換えることは出来ても、頭の中にあるそれらの名を消すことはできない」と述べ、こうした行いは不必要であると主張した。
 アイドゥン文化啓蒙協会会長のムスタファ・オウズカアンも、既に定着し、全世界で受け入れられている地名を変えることなど不可能だと述べた。
 クシャダス青年実業家協会会長のジャン・トゥランも、このセンターが現在の地名の知名度を上げることに大きな労力を払ってきたことを述べ、新しい地名の広報を考えるのは時間の損失につながり、観光業にとって害になると主張した。

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( 翻訳者:森 天眞 )
( 記事ID:11080 )