歌手イブラヒム・タトルセス、候補者取り消しの可能性
2007年06月07日付 Yeni Safak 紙

高等選挙委員会(YSK)は、イスタンブルでは青年党から、またシャンルウルファでは無所属として立候補しているタトルセスの立候補資格を調査する予定だ。

2つの地区から国会議員に立候補している有名歌手イブラヒム・タトルセスが、国会議員になる可能性が危うくなった。高等選挙委員会(YSK)は、国会議員選挙に、イスタンブルでは青年党から、またシャンルウルファでは無所属として立候補しているタトルセスの立候補資格を調査する予定だ。
高等選挙委員会関係者は2地区から同時に候補者にはなれないことを述べ、調査の結果タトルセスにとってこのような状況が証明されたとき、立候補は取り消されることを明らかにした。

■2地区からの立候補は、選挙法違反
関係者は、第2839条国会議員選挙法によると2つの政党からまたは県から国会議員候補となることは有罪であるということに触れた。国会議員選挙法第16項は次の通り。
「複数の政党が取り決めを行い、共通の(立候補者)リストという形で候補者を出すことはできない。誰も同時に異なる政党から出馬することはできないし、または同じ政党から同じ選挙に一つ以上の選挙区から出馬することはできないし、候補者として認められない。無所属候補も、同一選挙で一つ以上の選挙区から立候補することはできないし、また認められない。」
関係者は2002年11月の選挙でも、似たような状況があったと述べた。その選挙ではワクフ財団元長官ファデュル・ユンヴェルが民族主義者行動党(MHP)と正道党(DYP)から国会議員に出馬し、その後この状況は違反であることが証明され、同時にユンヴェルの立候補が取り消されたことを明らかにした。

■“サウナ・チェテェスィ(マフィア)”訴訟に関する裁判所の判決は今日下される
現在イブラヒム・タトルセスを含む18人の容疑者が関わる“サウナ・チェテェスィ(マフィア)”訴訟の判決が今日(7日)、下される。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:11090 )