各政党が総選挙のために掲げたリストでも非ムスリムは再び少数派となった。マルディンのミドヤトで銀加工職を営む宝石商のゲブロ・トクギョズは、CHP(共和人民党)のリストでマルディンの第5候補に登録された。この登録順位で当選するのは困難であるが、リストに名が挙げられたことに満足しているトクギョズは、「共和人民党へ票を集められると信じている。議員に選ばれなくとも、第一歩を踏み出したのだ」と述べた。
プロテスタントの信徒集団からはハビブ・エクレム・チェリキがトルコに暮らすキリスト教徒を代表する目的でイスタンブル第2地区から無所属候補となった。自らを「キリスト教徒のトルコ人」と認識するチェリキは、マイノリティーとこの国で疎外感を味わっている人々を代表する国会議員となりたいと述べている。キリスト教徒と共に全イスタンブル市民からの票を期待していると表明し、選挙広告として選択したYouTubeのインターネットサイトへ紹介クリップを配信した。
民主党(DP)のイスタンブル第2地区で、14番目の候補になっているアルメニア系でビトゥリス出身のエフリン・バーはマイノリティーだけではなく、国民全てを代表して国会へ入る事を望んでいる。
アルトヴィンのヘムシン郡出身でアルメニア系のイスメト・シャーヒンは、民主トルコ党が支援する無所属候補である。バルケスィルより出馬するシャーヒンは、「国策により圧力の下に人々のことを、国会で発言しましょう」と語っている。
プロテスタント・バプティスト教会の代表者エルタン・チェヴィッキは、イズミルで青年党と接触したが、リストの序列において揉めたために候補にならなかった、と述べている。選挙があまりに急だったので無所属候補にもなれなかったとした。
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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:11100 )