イスラエル軍、ハマース拠点への空爆を続行 波状攻撃へ向けて準備
2007年05月19日付 Al-Nahar 紙

■ イスラエルがガザ地区への波状攻撃を準備 内部衝突に指導層の統制効かず

2007年05月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イスラーム抵抗運動ハマースの拠点に対するイスラエル空軍の爆撃は昨日も続き、ガザ地区で12人の死者を出した。たびかさなる停戦への呼びかけや、マフムード・アッバース大統領、イスマーイール・ハニーヤ首相、ハマースのハーリド・マシュアル政治局長の間で行われている連絡協議にもかかわらず、ガザ地区ではハマースの支持者とファタハ系のパレスチナ治安部隊の間で戦闘がつづいており、政治指導層の統制がきかない状況になっているもようだ。

 去年の11月の停戦合意から現在までで最も広範囲かつ血にまみれた今回のイスラエルの空爆にもかかわらず、パレスチナ人活動家たちはミサイルの発射を続けている。イスラエル軍によれば、これらのミサイルのうち8発はイスラエル南部で爆発したが犠牲者は出ていない。

 イスラエル軍は圧力を強めるため、ガザ地区のイスラエルとの境界線付近に戦車を集結させ、自走砲をパレスチナに向けて配備している。

 ガービー・アシュケナジー参謀総長は、ガザ地区に対して波状攻撃を実行する用意があると明らかにした。

 夜には、アブダビ・テレビのガザ地区支局長でありガザ市で武装勢力に誘拐されていたジャーナリストのアブドゥッサラーム・アブー・アスカル氏が、2時間の後に解放された。

 ガザ地区メディアセンターの所長でもあるアブー・アスカル氏は、ファタハの有力幹部でパレスチナ民族安全保障評議会の事務局長であるムハンマド・ダフラーン議員に近い人物だとされている。

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( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:11105 )