必要な措置を講じる:セゼル大統領、北イラクへの越境作戦を示唆
2007年06月11日付 Milliyet 紙

アフメト・ネジデド・セゼル大統領は、トルコ共和国がテロとの戦いが要する措置をためらいなく講じ、反逆的な行為を試みたものたちに当然の報いとなる回答が与えられよう、と強調した。大統領はさらに、シュルナク県グチルコナック郡での行為で、トルコ国軍の3人が殉職したため、(ヤシャル・)ブュユクアヌト参謀総長に電報で哀悼の意を伝えた。

セゼル大統領は、昨日10日、さらに書面による発表を行い、「シュルナク県のグチルコナック郡で、テロリストによって配備された遠隔操作爆弾が爆発した結果、中佐1名、少佐1名、兵士1名が殉職し、5名の兵士も負傷したということを、大きな悲痛を伴って知った」と述べた。

非道な攻撃を憎しみを込めて非難し、実行犯と背後にいる勢力も批判すると明らかにした大統領は、書面による発表で、次のように表現した。

「トルコ共和国の一体性また不分離性に向けた分離主義者によるテロに対する当然の闘いを、テロリストが消滅するまで、国民、トルコ国軍、あらゆる治安組織と協力しあって、強い決意を持って実行する。トルコ共和国が、この闘いが要する措置をためらわず国民と一体となって講じ、さらに今回のテロや類似する他の反逆的な行為を試みるものたちに当然の報いとなる回答を示すだろう。我国民や国家の、この問題に対する揺るぎない意思に対して、いかなる勢力も耐えきれまい。」

セゼル氏の「必要な措置」という主張は、北イラクへの越境作戦の示唆と解釈された。

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:11118 )