シェネル国務大臣、大学教授に転身へ
2007年06月12日付 Milliyet 紙

総選挙で国会議員に立候補しないことを明らかにした国務大臣アブドゥラティフ・シェネルはアンカラにあるTOBB(トルコ会議所・商品取引所連合)経済技術大学またはハジェッテペ大学で教授として任にあたることが報じられた。

以前、「政治から離れ、大学に戻る決断をしたことを私は発表した。この発表にもかかわらず、すぐにどの大学からもオファーがなかった。私に『私たちのところにきて、授業をしてほしい』といってきた大学はなかった」と述べたシェネルに対し、トルコ会議所・商品取引所連合のリファト・ヒサルジュクルオール代表が、大学の教授の一員となってくれるよう申し入れをしており、シェネルはこれに対し好意的に受け止めていること、しかし、ハジャテペ大学とも話し合いをしたことを明らかにした。
シェネルは大学で経済および財政学についての授業を担当することが期待されている。

彼には准教授の肩書きがある。
シェネルは、ガージ大学マクロ経済・経営学学部で学究生活を始めた。同大学で財政学での博士課程を修了したシェネルは、同学部で学部長補佐として職務を行った。それ以後シェネルはハジェッテペ大学経済・経営学部に移り、ここで准教授となった。

トルコ会議所・商品取引所連合経済・技術大学は、2004―2005年度に経済・経営学、人文科学および工学部の3学部7学科で開校した。大学は2005-2006年度に学科の数は10に、学生数も733まで増加した。

トルコ会議所・商品取引所連合大学で元中央銀行総裁スレッヤ・セルダンゲチティも「金融市場と諸機構」の授業を行っている。

さらに元中央銀行通貨政策委員会のメンバーであるギュベン・サク教授も大学で授業を行っている。サクは、学長補佐に加え、大学付属のトルコ経済政策研究基金(TEPAV)の理事でもある。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:11130 )