■ アメリカ、イラクへの長期駐留維持を検討
■ バグダードとティクリートの暴力行為でイラク人26人が死亡、77人が負傷
2007年06月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【バグダード:ムハンマド・アル=アンワル、ワシントン:通信各社】
アメリカの「ワシントン・ポスト」紙は昨日、占領との印象を持たれないような米軍のイラク長期駐留の編成を現在アメリカが検討していると報じた。
同紙は米軍筋の情報として、イラク新戦略が来年の半ばまでに始められ、現在活動中の15万人規模の軍を縮小し、2009年初頭には2万人の歩兵隊および1万人の訓練部隊と1万人の特殊作戦部隊だけを残すと伝えた。
この編成は米軍駐留に反対する諸勢力に対し、占領は永遠には続かないという印象を与えると同時に、イラクに派兵している同盟国に対しては、アメリカが彼らを見放すことはないというメッセージを与えるものだと同紙は述べる。
一方、イラクの治安に関して言えば、昨日はバグダードとティクリートで散発した暴力行為でイラク人26人が死亡し、77人が負傷した。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:鳥居洋介 )
( 記事ID:11147 )