セゼル大統領、国民投票を指示 -大統領公選制への憲法改正めぐって
2007年06月15日付 Yeni Safak 紙
アフメト・ネジュデト・セゼル大統領は、国民の直接投票による大統領選出および4年に1度の選挙実施を盛り込んだ憲法改正草案を、国民投票にかけるため首相府に送った。
大統領府報道センターはこれについて、次のように説明した。「アフメト・ネジュデト・セゼル大統領は5678号『トルコ共和国憲法一部改正に関する法律』を、憲法第175条にのっとり国民投票にかける目的で広く知らせるため、首相府に送った。」
大統領は、憲法裁判所に訴訟を起こすことになるとも述べた。「セゼル大統領がトルコ大国民議会に差し戻した法律は、2007年5月31日にトルコ大国民議会総会で再び承認されていた。」
法案には、大統領が5年任期で再選可能(1回)で国民公選制により選出され得ること、総選挙を4年に1度実施すること、またトルコ大国民議会が行う投票を含むすべての活動で、少なくとも全議員の3分の1(184)の出席で有効となることなどが盛り込まれている。
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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:11155 )