エジプト・ヨルダン首脳会談、パレスチナ内部抗争の即時停止を要求
2007年06月13日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領とアブドゥッラー2世国王、パレスチナ人同士の戦闘の即時停止を求める
■ 激しい衝突でパレスチナ人128名が死傷、ファタハは政権からの離脱を警告
■ パレスチナ大統領府はハマース指導部によるクーデター計画だと非難
■ アブルゲイト外相とハティーブ外相はエジプト・ヨルダン首脳会談後に、イスラエルが支払いを凍結している財源をパレスチナ側が受け取る権利に応じるよう、イスラエルに要求

2007年06月13日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

昨日、ホスニー・ムバーラク大統領とアブドゥッラー2世ヨルダン国王は、ヘリオポリスの大統領官邸で会談を開き、アラブ世界及び地域情勢の展開や、両国間関係について話しあった。

会談ではパレスチナの現状と、パレスチナ人同士の戦闘を止めるための行動の必要性と、和平プロセスの再生に重点が置かれ、さらにイラクやレバノンの状況、スーダンのダルフール危機についても話し合われた。

エジプトのアブルゲイト外相がヨルダンのアブドゥルイラーフ・ハティーブ外相と両国首脳会談後に開いた共同記者会見で、アブルゲイト外相は「会談ではパレスチナ各地での内部衝突を筆頭に、多くの問題が取り扱われた」と述べ、怒りや不快感が表明されると共にパレスチナ人に対する内部抗争の即時停止要求がなされたと明言した。また協議では中東和平プロセスや、来たるカイロでの中東和平4者会談(米・国連・EU・露)にも話題が及んだという。本紙のムフタール・シャイーブ記者が取材に当たったこの記者会見でアブルゲイト外相は、「会談で扱われた諸問題に対してエジプトとヨルダンが抱く見解は完全に一致している。首脳会談は3時間以上続いた」と述べた。

一方、ヨルダンのハティーブ外相は「ヨルダン国王の訪問は、パレスチナ問題が内部抗争といった極めて困難な状況にある中で行われた」と述べ、いかなる状況下であっても拒絶されるべきこの抗争を直ちに終結させる必要性を確認した。また、ハティーブ外相は「エジプトとヨルダンは、イスラエルに対し、イスラエルが支払いを凍結している財源をパレスチナ側が受け取る権利に応じるよう要求する」と述べた。

ガザではハマースとファタハの戦闘がエスカレートしたことを受けて状況が急激に悪化し、ハマース戦闘員がパレスチナ治安機関の二つの拠点に突入したことで28人の死者と約100人の負傷者が出た。パレスチナ大統領府はハマースの政治・軍事指導部の何人かがパレスチナ政権の合法性に対するクーデターを計画し、祖国を内戦のるつぼに陥れようとしていると非難した。

同じ頃ファタハは戦闘が継続するならばパレスチナ連立内閣から離脱すると警告し、ハマース軍事部門の側は昨日の午後2時までに明け渡さなければ、ファタハが押さえているガザ市の治安部隊拠点に突入すると警告した。そしてその警告から数分後、ハマース軍事部門はファタハに所属するガザ市の治安本部を攻撃した。
(後略)

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:11173 )