マルマライ工事、第10トンネル海底へ
2007年07月01日付 Zaman 紙

マルマライ・プロジェクト、ボスフォラス海峡横断地下鉄建設計画のために製造された第10トンネルチューブが、イスタンブルのボスフォラス海峡に沈められた。

チューブはおよそ水深40メートルまで沈められた後、ボスフォラス海峡の海底に掘られた溝に設置され、以前沈められていた第11トンネルと接続される。ウスキュダル・サラジャク沖のプロジェクト現場近くに運ばれてきたトンネルチューブは、「エジェム・スルタン」という名のカタマラン船(双胴船)により、海底に沈められた。第10トンネルチューブの沈設作業は、運輸省のイブラヒム・シャーヒン政務次官と運輸省鉄道・港湾・空港建設総局(DLH)のアフメト・アルスラン総局長の下で実施された。

運輸省のイブラヒム・シャーヒン政務次官は、マルマライ・プロジェクトにおける二本目のチューブが沈められと述べ、1本目の沈設工事はおよそ2ヶ月前であったと語り、次のように続けた。

「今日我々が沈めた全長135メートル、重さ1万5千トンの2本目のチューブは1本目の側に降ろされ、海水圧を利用したシステムでもって1本目と接続される。約30センチの厚さの非常に優れたある種のゴムパッキングによって絶縁性(防水性)は保たれる。

沈設作業はおよそ4ヶ月続いている。その後は2ヶ月に1本のペースで残りの沈設作業を行っていく。合計11本のチューブがある。これら全てが海底に沈められたら、互いを接続していく。これはマルマライ・プロジェクトの最も重要なステップであるといえる。」

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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:11287 )