バフチェリ、エルドアンの「オジャラン処刑しなかったのは、あんただ」発言に猛反発
2007年07月01日付 Milliyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相に「テロリスト、アブドゥッラー・オジャランを死刑にしなかったことで」批判されている民族主義者行動党首デヴレト・バフチェリは、エルドアン首相に対しエルズルムから激しく返答した。バフチェリは、「受け取れ、お前にひもを渡してやる、受け取ってそしてつるせ」といい、警備員が渡したひもを集会の最中に投げ出した。
駅前広場でおよそ1万人に呼びかけたバフチェリは、「首相がキュフタヤ、ヨズガト、トカトで、つまり民族主義者が優勢である地域で、聴衆を惑わせ民族主義者行動党がアポ(オジャラン)をつるせなかったと述べている」と言った。群集から高まるブーイングの声に対し「やじるな、あなた方から平手打ちでも見舞って、二度とこんなことは言わせないようにしよう」と述べたバフチェリは、次のように続けた。
「神を畏れない男が、立ち上がってなぜ民族主義者行動党を侮辱するのか。もし議会で単独で政権を取りあなたほどの大多数を獲得できていたのなら、(我々がアポを)絞首刑に処するのをあなたはみただろう。しかし(当時の議会は我々に)処させなかったし、妨害した。あなたはなぜ処刑しないのか?息子に船を買うほど金があるのに、絞首刑にするためのひもはみつけられないのか?」
エルドアン首相に東部、南東部地域に訪問していないことを批判されているバフチェリは、ディヤルバクルとエルズルムに何度も足を運んだと述べた。トルクメニスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン及び中国でトルコ系の人々を訪問したことに触れたバフチェリは、財政危機のため国外周遊を頻繁に行わなかったと述べた。バフチェリは次のように話した。
「首相になる前となった後、無益に世界を歩き回ったのはあなたではないか?一族郎党皆一緒に周遊し、かかった旅行費用はどれほどだ?22日後(訳註:総選挙後)私は会いに行きますよ、エルドアン首相。そのときこれら周遊費用について説明してもらいますからね」
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( 翻訳者:栗林尚美 )
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