人気歌手バルシュ・アカルスさん、交通事故で重体 父親がコメント
2007年07月04日付 Yeni Safak 紙

バルシュ・アカルスの父親であるセラハッティン・アカルスさんは、「私の国で交通事故や殺人、テロで誰も苦しまないように」と語った。

先週の金曜日(29日)発生した交通事故で重体となり、4日間もの間ボドルムの私立病院の集中治療室で治療を受けている人気歌手、バルシュ・アカルスの父親であるセラハッティン・アカルスさんが、息子が治療を受けている病院の前で新聞記者らに語った。

アカルスさんは、1979年に息子の名前を「バルシュ(訳注:トルコ語で平和)」と名づけたと述べ、「私は全世界と我々の国が平和であるようにと願い、息子にバルシュという名前をつけました。どうぞバルシュを見守って下さい」と話した。

かなり憔悴した様子の父親は、報道関係者が否定的なニュースを流さないよう望み、「あなたたちもバルシュのことをとても愛しているでしょう。あなたがた報道関係者の中にバルシュを愛していない人がいるはずはない。彼をみんなで一緒に呼び戻しましょう。ああ、決して彼を愛している人たちを絶望にさせるようなニュースを流さないでください。反対に、どうか前向きなニュースを伝えてください」と話した。

■「バルシュや同じ兄弟のような人々を見守ってください」

アカルスさんは、バルシュ・アカルスが国中で愛されていると述べ、「国中が彼を愛しています。どうぞ彼を見守ってください。彼には何百万人もの愛する人がいます。バルシュを見守ってください。私の息子、そしてトルコ中が必要としているのは平和(バルシュ)です」と大きな声で言った。

トルコでの交通事故に抗議するアカルスさんは次のように語った。

「私の国で交通事故や殺人、テロで誰も苦しまないように。母親たちが嘆き悲しみませんように。トルコは私の美しい国です。この国では交通事故で何千人もの人々が亡くなっています。私は初めてボドルムに来ました。道路を見ましたが実に暗い。あの交差点でもう一人死ぬとすれば、私はその責任を問いたい。ご協力願います」

涙を抑えられない悲しみに沈んだアカルスさんは、知人らに促されて病院に入っていった。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:11311 )