ユーチューブで選挙運動
2007年07月04日付 Milliyet 紙

選挙広報の場が、インターネット上の動画共有サイトであるユーチューブに移された。5月3日に選挙の日程が明らかにされて以降、ユーチューブに投稿された政治的宣伝を内容とする動画は1万近くにのぼり、コンピューターのディスプレイから何百万回もの回数視聴されている。
多くの政党の党首の演説や、特別に用意された宣伝用映像、宣伝ソングおよび選挙公約が、それらの映像の中には含まれている。

■筆頭は共和人民党
ユーチューブを政治宣伝目的で使用した政党のうち、筆頭に来ているのは共和人民党だ。同サイトにアップされた、共和人民党とその候補者の宣伝を行なう動画の数は4000件近くにのぼる。公正発展党をテーマとする動画は3000件近く存在するが、これらの多くは同党に対する批判を内容としているようだ。同サイトにおける検索エンジンに「AK Parti」と入力した場合には与党寄りの動画が1000件近く表示され、他方「AKP」と入力した場合には内閣とレジェプ・タイイプ・エルドアン首相を批判する動画が2000件近く表示される。
(※「AK Parti」「AKP」はいずれも公正発展党(Adalet ve Kalkınma Partisi)の略称)

同サイトではまた、民族主義者行動党と至福党による宣伝目的の動画が約1000件アップされている一方で、労働者党が約600件、青年党が約400件、民主党が約300件、人民向上党が約200件の映像をアップし、ライバルに対抗している。さらに、労働党および自由連帯党は30件ずつ、民主社会党は25件、自由民主党は20件、大トルコ党は1件、動画をアップしている。
リゼから無所属で立候補しているメスト・ユルマズが、ここ1ヶ月間に宣伝目的の動画を100近くも投稿したことも注目を集めた。

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( 翻訳者:森 天眞 )
( 記事ID:11313 )