ギュレール・サバンジュ女史「中国に投資の時期である」
2007年06月23日付 Milliyet 紙
中国で発行されている2万5千部の月刊経済誌アジアンビジネスリーダーズはサバンジュ財閥運営委員長のギュレール・サバンジュ女史を「国際的に成功した商社のオーナー」として紹介し、彼女とのインタビューを6月号の巻頭記事にした。雑誌には10ページに渡るインタビューが掲載されたが、その広告は、首都北京のメインストリートに出された街頭広告で、大々的に宣伝された。インタビューでギュレール・サバンジュはサバンジュ財閥の活動、EU加盟問題、女性の社会的な活動、特に女性の産業界における位置など、様々なテーマについて発言している。
様々な顔を持つキャリアウーマン
ウェンハイジンとファンペイジャンの署名入り記事は、ギュレール・サバンジュの印象から始まる。記事は「とてつもなく大きな同族会社をどのように運営していくかという課題は、彼女を新しい競争へと向かわせた。この競争はおそらく中華人民共和国のような新たに拡大する市場において、実業家たちの関心を引くだろう。」と続く。記事はギュレール・サバンジュの多面性に言及し、次のように述べる。「彼女の姿は世界のあちこちで見られる、世界経済フォーラムでは、微笑みながらタイイプ・エルドアン首相に対して提案を行っていた。新設のサバンジュ大学のシンポジウムで語り、イスタンブルのF1レース場でレースを見、イタリアのアンブリアで休暇を過ごし、アムステルダムにあるイスタンブル博覧会に参加し、オランダのベアトリックス王妃と一緒にいる。」雑誌によると、サバンジュ財閥の初の中国での投資は2006年11月にIQNE Qingdao Nylon社の99.5%株を購入したことであったという。記事によると、当財閥のアジア進出計画に関係してギュレール・サバンジュは次のように述べている。「いくつかの業種についてお話しすると、今、中華人民共和国に投資する時期です。我々はタイヤ産業において優れています。私たちの後ろには中国の商社があります。中国市場で私たちの仕事を発展させることを目標としています。中国の未来への信頼は強固なものです。インドネシアにある商社の57%株を買いました。タイでも活動しています。アジアは我々にとってとても重要な市場であります。」
「あらゆる種類の資本が有効である」
アジアンビジネスリーダーズ誌は、アク銀行がトルコの最大の私有銀行であると報じ、銀行の資本の20%はシティグループが共同出資している、と伝えた。記事ではギュレール・サバンジュの次のような言葉も掲載された。「あらゆる種類の資本が、成長過程にあるトルコの経済にとって有効です。トルコは大きな若年人口を抱えています。それゆえ、より多くの労働需要をつくらなくてはならず、たた資本に頼ってこれを成し遂げることは可能ではないのです。」
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:西丸綾香 )
( 記事ID:11331 )