人気歌手バルシュさんお別れ、多くの人々が悲しみの見送り
2007年07月06日付 Milliyet 紙

若手の歌手であり、俳優でもあるバルシュ・アカルスさんは集中治療室での命を懸けた闘いに敗れた。埋葬予定のバルトゥンまでおよそ3000人もの人が見送り、病院から遺体が運ばれる際には8人が気絶した。

 ボドルムでの交通事故で命をおとしたバルシュ・アカルスさんを埋葬地のバルトゥンまで約3000人もの人が涙のお別れをした。

 病院の中庭で医師の僅かな望みを期待するボドルムの人々は、アカルスさんの訃報が発表されると涙で息を詰まらせた。病院の中庭での混乱の間、8人が気絶を起こし、救急医療サービスにて看護を受けた。ファンらは、一昨日夜23時に行われた記者発表のすぐ後に、病院の中庭で4時間も待機した。

 遺体は午前3時に運び出された。
 アカルスさんの遺体は午前3時に病院から引き取られ、救急車でミラスーボドルム空港へ行き、そこからトルコ航空の通常便で、5時にイスタンブルへ送られた。アカルスさんの両親、母ハティジェさんと父セラハッティンさんは遺体と同じ便でイスタンブルに戻った。両親は憔悴した様子だったという。

 アカルスさんの遺体は、カドゥキョイ区によって割り当てられた霊柩車でイスタンブルからバルトゥンに運ばれ、国立病院の遺体安置所に移された。その際、病院職員他、多くの人が涙をこらえることができずにいた。

 病院の職員であるギュルテン・トパルさんはアカルスさんと同じ地区で育ったことを語り、「髪の毛は今ぐらい長く、おとなしい、心の優しい子だった。そしていつもギターを弾いていた」と話した。

■名前を公園に

 アマスラ自治体のアリ・ユルドゥルム市長はアカルスさんの遺体が今日アマスラ墓地に埋葬されると述べた。同市長は「バルシュさんの名前をアマスラと重ね、アカルスさんの名前を道路か公園かにつけようと考えている」と話す。

■最後の写真に波紋

 集中治療室で撮影されたアカルスさんの写真がメディアに広まり、近親者やファンらの間で波紋を呼んだ。

 アブドゥッラー・セルヴェット外科医は、「ボドルム私立病院の集中治療で治療を受けるアカルスさんの訃報が発表される前に、集中治療をうける彼の模様を見せる写真がインターネット上、テレビ上広まった。このことに対し、検察官の指示で、軍警察が現場検証に訪れ、法的処理を始めた。こうした行為の追求を絶対にやめないだろう」と話した。

〔後略〕

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:11332 )