メルスィン県中心部にあるトルコ-アラブ実業家協会(TURAB)高等協議委員会委員長メフメト・ハドゥラは、2002年にトルコへ参入してきたアラブ資本はおよそ7000万ドルであり、この数字が今年度末までには30億ドルを越えることが予想されていると述べた。
ハドゥラ委員長は、トルコでのアラブ資本が金融部門を初めとして貿易業、旅行業、不動産業においても集中していることを明らかにした。アラブ資本のこの増加は喜ぶべき成長であると述べたハドラは、「トルコへ2002年に参入したアラブ資本はおよそ7000万ドルであった。この数字は昨年、19億4600万ドルにまで達した。今年度末までには30億ドルのアラブ資本参入が予想されている。多くの投資家と会った結果、2010年にはトルコで100億ドルに近いアラブ資本の投資が行われるだろうと推測している」と述べた。
ハドラは次のように続けた。「この後も、アラブ諸国との関係は非常に強化されなければいけない。アラブ及びアフリカ諸国との貿易関係について特別に重要視されることは、トルコ経済の観点から見て大変重要である。この関係がよりよい方向に進み、より投資への関心を持ってもらうため、展示会やシンポジウムのような広報活動が増えることを願っている。金には人種も、宗教も、また色もないのだから」
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:11355 )