フラント・ディンク氏の殺害事件後、アゴス紙編集主幹の任を担っているエトイェン・マフチュプヤン氏が、テンポ誌に語った。
マフチュプヤン氏は、今日までミッリー・ギョルシュ(註;「国民の視座」)路線を全く支持していなかったトルコ在住のアルメニア系の人々が、今回の選挙では与党公正発展党(AKP)に投票することになろう、と述べた。同氏は、トルコにおいて公正発展党が唯一現実的政党である述べ、以下のように語った。
「公正発展党は他の政党に比べ大変異なっています。少数派の問題に関して、妥当な(発言をし)かつ話題として取り上げています。問題を解決しようとしているのです。しかし、これが認められないのです。他の政党よりも、ずっとよい意図を持っているのに。トルコにおいて公正発展党が唯一現実的な政党です。他の選択肢がないために、同党への投票は高い割合に上ります。再び与党となり、賢明な行動を取らなければ、軍部と衝突しましょう。賢明な行動を取れば、民主主義への道が開かれるでしょう。」
マフチュプヤン氏が行った、軍部とクルド人問題に関する他の注目すべき発言は、テンポ誌の最終ページに…。
註:モラルや宗教教育の重要性などを唱える、イスラム系政党の綱領に取り入れられた思想。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:11373 )