バイカルCHP党首の行為は民主主義を侮辱している
2007年07月12日付 Yeni Safak 紙
共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル党首は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相による大統領選挙に関わる和解に向けての呼びかけに対して、まず支持する姿勢を示し、その後「大統領は国会議員以外で」と条件を設けたことで、メディア上で「強要」、「民主主義に対する侮辱」との評価を受けた。
サバフ紙の執筆者エルグン・ババハンは、共和人民党が与党公正発展党(AKP)が大統領の名前を明らかにすることにも耐えられず、(与党に対し)ひどい扱いを行っていると述べた。
バタン紙の執筆者オカイ・ギョネンシンもバイカル党首の回答が新たな決裂の前兆であると述べた。そしてエルドアン首相がこれを認めることを期待することが民主主義に対する侮辱となるだろうと述べた:
「公正発展党が選挙で第一党となり、議会では最大議席を獲得するであろうことは確かなようだ。バイカル党首は『和解しましょう。ただし手元に(大統領候補の名前の入った)リストと一緒でなければ』と述べた。この言葉は実際にはありえない同等の発言権の請求であり、選出された首相がこのことを認めるのを期待することは民主主義に対する侮辱である。」
■ 真意を語った
ザマン紙の執筆者タメル・コルクマズは「真意を語った」という見出しの記事で次のように評価した:
バイカル党首は「和解を」と言う一方で、最初から「公正発展党員ではない大統領」を狙っていた…。これは和解ではなく強要である。同時に(議会内の)少数派が多数派を統べようと望んでいる。野党は「和解を」と言うだろう。公正発展党員ではなく、議会外の「(現大統領の)セゼルのような」新しい大統領を望むであろう。エルドアン首相のみならず誰であろうとも、「このような和解」を認めた瞬間に政治的に終わりとなる。
ポスタ紙の執筆者メフメト・アリ・ビランドはというと、公正発展党が共和人民党の強要に屈服しないという点で決然としていると述べた。
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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:11377 )