クルド系政党・民主市民党(DTP)、クルド語で共和人民党批判
2007年07月15日付 Radikal 紙

選挙で無所属候補を推すことを決めた民主市民党(DTP)は、アドゥヤマンで行った集会で無所属候補アフメト・イナンへの支持を訴えた。集会でクルド語を話したレイラ・ザナは「自尊心のない平和というものはない」と述べる一方、ディヤルバクル広域市長オスマン・バイデミルは「共和人民党(CHP)は『6本の矢』のひとつをクルド人に向けているのだ」と述べた。

サカリヤ広場で行われた民主市民党集会におよそ1万人が参加した。バイデミルは集会でアドヤマン市民に「古代文明の代表者」と呼びかける一方で、ディヤルバクル市民からの挨拶を伝えた。共和人民党デニズ・バイカル党首は共和人民党という名前の重さに押しつぶされていると主張したバイデミルは、「バイカル党首は共和人民党の矢をそれぞれ一本ずつ民主的権利と自由に向けている。一本の矢はクルド人に、もう一本はアレヴィーに、そして権利と自由に向けているのだ。そしてあるものは手にロープを持ち、広場から広場を歩き回っている。バイカル党首もその後をついて回っている。あなた方の連合に幸運がありますように」と述べた。

民主党(DEP)の元国会議員レイラ・ザナは、アドヤマン市民に「クルド語、トルコ語どちらで話して欲しいですか?」と尋ねた。「クルド語で」との声を受け、ザナはクルド語で話を続けた。ザナは、「あらゆるものにおいて、自らのアイデンティティは、言語とともにある。葉は自らの言葉でそよぎ、鳥は自らの言葉でさえずる。言語が守られたとき同胞となるのだ。私たちは名誉ある平和、同胞としての立場を望んでいる。もし、ある集団がある集団に不当な扱いをしたなら、同胞とはなりえない」と語った。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:11402 )