経済協力開発機構(OECD)の報告書によると、加盟国のブロードバンドサービスで、一秒あたりのメガバイト料金という点で見た場合、もっとも安いのは日本で、もっとも高いのはトルコである。
OECD加盟国のインターネット利用者の６０％がブロードバンドサービスを利用しており、２００６年１２月のデータに基づく３０カ国を対象とした調査書では、光ファイバーネットワークが開通している国ではより低料金で高速のサービスが提供されることが注目されている。
報告書では、日本では、利用者は１００Mbps(１mbpsは一秒に１０００万ビット)の速さで接続しており、これはOECD加盟国の平均の１０倍以上になると述べられている。一秒あたりのメガバイト料金という点では、日本が０．２２ドルともっとも低く、もっとも高い国は８１．１３ドルのトルコであると発表された。
OECDの調査では、アメリカでは一秒あたりのメガバイト料金という点から、もっとも安いブロードバンド接続は３．１８ドル、イギリスでは３．６２ドルであることが明らかにされ、日本では光ファイバーネットワークのおかげで、利用者はデータを縮小した速さでデータを送ることができる。電話回線によるブロードバンド接続のADSLや大部分のケーブルではこのようにはできない。
調査によれば、ブロードバンドインターネットのADSL加入者が１００人中３．８人のトルコでは、計２７７万３６８５人が加入していることになり、１００人中２．７人がブロードバンド加入者であるメキシコを越し２９位となっている。
OECDの報告書の首位には、１００人中１９．６人がADSLの加入者で、９．４人が光ファイバー接続の加入者、２．４人がその他の接続の加入者であるデンマークがきている。
また報告書は、スウェーデン、韓国、フィンランドでは１００Mbpsのインターネット接続が提供されており、日本のように光ファイバーネットワークが開通していることを伝えている。一ヶ月あたりのインターネット接続料金が安い国は以下のようである。

スウェーデン　１０．７９ドル
デンマーク　１１．１１ドル
スイス　１２．５３ドル
アメリカ　１５．９３ドル
フランス　１６．３６ドル
オランダ　１６．８５ドル
ニュージーランド　１６．８６ドル
イタリア　１７．６３ドル
アイルランド　１８．１８ドル
フィンランド　１９．４９ドル

Tweet

現地の新聞はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:大田垣綾子 ）
（ 記事ID:11411 )