ヨルダン国王とイスラエル首相が秘密会談、イスラエルはガザ空港を制圧
2007年07月14日付 Al-Ahram 紙
■ヨルダン国王とオルメルト首相、アッバース大統領の支援策について秘密会談
■イスラエル、ガザ空港制圧
■ファイヤード首相、内閣総辞職へ
2007年07月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ガザ:アシュラフ・アブルホウル】
イスラエルのエフード・オルメルト首相は先週の水曜日ヨルダンを内密に訪問し、アブドゥッラー2世ヨルダン国王と会談した。
イスラエルのハアレツ紙が報じたところによると会談では、6月15日のハマースによるガザ地区制圧の影響、2000年以来凍結しているイスラエルとシリアの和平交渉再開の可能性とアッバース大統領の支援策について協議したという。
ガザでは2か月と宣言されていた非常事態の期間終了に伴い、非常事態内閣のサラーム・ファイヤード首相の内閣総辞職が予定されており、その後ファイヤード首相は改めて実務型内閣の首相に就任する予定だ。
一方現地では昨日未明、15台の軍事車両やブルドーザーに援護されたイスラエル占領軍がガザ地区南部ラファハのガザ空港を完全に制圧し、ハマースが実権を握る執行部隊のメンバーを撤退させた後、同空港を軍事拠点に変えた。
一方イスラエルのマアリブ紙は昨日、過去数週間でイスラエルとシリアの極秘の接触に具体的な進展があったと報じた。
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:11419 )