オルハン・パムク「ハリソン・フォードに似ていると言われるが、ジーン・ハックマンの方が好き」
2007年07月18日付 Hurriyet 紙
オルハン・パムクは、イタリアの有名な女性誌であるグラツィア誌のインタビューに答え、「ノーベル賞を受賞したDivo(神々の一人)」と紹介された。
パムクはインタビューで、ハリソン・フォードに似ていると言われて嬉しく思っており、彼のような無鉄砲を行ったことをあげながら、「しかし私は常にジーン・ハックマンの方が好きです」と話した。
オルハン・パムクは、グラツィア誌のインタビューの最後の質問で、ノーベル文学賞をウンベルト・エーコあるいはマリオ・バルガス=リョサに受賞してもらいたい思う、と述べた。
イタリアの女性週刊誌であるグラツィア誌は、オルハン・パムクを読者に、「ノーベル賞作家」であると同時に「Divo(神々の一人)」と紹介した。パムクは家族や女性についての見解、彼の父親やトルコについて話し、「トルコ女性のトルコでの役割とは?」という質問に対して、「一般に、もしも彼女が上流階級であればヨーロッパ人のような考えと行動の自由を持ちます。困難な経済状況で生活しているのならば抑圧されていますが、お金があれば力があって強いです」と答えた。
グラツィア誌はオルハン・パムクについて「立派なあごをしている」と読者に紹介した。彼はヨーロッパに対する自分の考えは複雑だと述べ、「私の感情は愛情と嫌悪を含んでいます。我々トルコ人がヨーロッパ人になるとことには価値があります。基本的には、トルコ人が西洋化することの主な障害の内容は、(EU加盟の)公式の承認、信仰と狭量な考え方です。これまでヨーロッパは完全な意味で愛されたことも、嫌悪されたこともありません。私の考えでは、EU加盟は良い政府、また、良い経済をもたらします」と述べた。
■6年前に妻と離婚しました
オルハン・パムクは、6年前に妻と離婚したが、友情は続いていると語った。16歳になる娘のリュヤさんと週に一度は一緒にDVDを見ていて、「娘の性格は非常に強い」と述べた。自分にとって幸せとは、「よりよくかけたときに味わうし、執筆するたびに味わう感情です」と語った。そしてトルコにおける政治状況について次のように語った。「非常にデリケートな問題です。残念ながらヨーロッパでは十分に認識されていません。トルコの宗教的な人々は、アラブ諸国のようではありません。もちろん、世俗主義派も時おり民主主義を尊重することができていません。しかし深入りすることを私は望んでいません…。」
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:11421 )