テヘラン市議会議長は、バスの運行を夜11時まで延長することを表明した。
国会広報紙ハーネイェ・メッラトによれば、国会で行われた《都市内部における交通情況に関する検討会議》に出席したメフディ・チャムラーン議長は、「テヘランの地下鉄の拡充にむけてどのような計画があるか」との記者の質問に対して、「幸運にも、テヘラン地下鉄8路線〔を新たに建設すること〕が第2期テヘラン市議会〔2003〜2007年、現在は第3期〕において可決されており、実現可能な状況にある」と答えた。
同議長はさらに、「我々は必要な公的資金が〔国から〕用意されることを期待している。〔資金面以外は〕すべて準備万端であり、様々な分野の請負業者も各々の作業にすぐにでも着手し、4年のうちに地下鉄を完成させることができるくらいの状態にある」と続けた。
チャムラーン議長はまた、以下のように言及した。「現在の状況で有効なのは、バスをどのように活用すべきかの議論である。バス運行組合が所有するバスは、質的にも量的にも、十分なレベルにあるとされており、これらをただちに活用することが望ましい」。
テヘラン市議会議長はその上で、「夜の11時までバスの運行時間を延長し、バスの運行速度をあげることで、乗客の移動の一助とすることができるだろう」とも指摘した
同議長は、現在地下鉄はキャパシティーを越えて乗客の輸送を行っていると述べた上で、「今のところ地下鉄の拡充は不可能だが、バスの拡充は可能だ。新たにバス車両を導入することで、バス運行組合をバックアップしていきたい」と語った。
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( 翻訳者:島崎紗帆 )
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