(解党させられた)民主党(Demokrasi Partisi(DEP))の元国会議員レイラ・ザナは、「クルディスタン州がつくられるべき」と訴えた。民主市民党(DTP)が支持している無所属国会議員候補のペルヴィン・ブルダンのためにウードゥルで開かれた集会に参加したザナは、「何年間も、民衆の問題を何一つ解決してこなかった者たちが、いま私たちの意志を受け取ろうと試みている。彼らは、私たちが自分のしたことを後悔するよう望んでいます。1991年に私は国会での議員宣誓をクルド語で行い、酷い目にあった。これが何だというのでしょうか?あの宣誓を民衆のために行いました。私の言ったことは言葉の上でのものではなく、本質的なものです。後悔していない」と語った。
ザナは自分たちに頻繁に「クルド人は何を望んでいるのか?」といった問いが向けられると述べ、次のように言葉を続けた:
「クルド人は何を望んでいるのか知っています。では、中央はクルド人が何を望んでいるのか知っているのか?はっきりと言います:クルド人は何度も和平の手を差し伸べました。クルド人は誰にも無理強いしない。(クルド労働者党党首オジャランの)イムラル島への収監とともに、出来る限りのことをしました。しかし、彼らは微動だにしなかった。クルド問題の解決のため、まず恩赦がでることと、州システムに移行しクルディスタン州が設立されることを望みます。これが、彼らにとってのタブーだということを知っています。しかし唯一の解決策はこれなのです。
クルディスタン州はトルコを分割するのではありません。クルディスタンはクルド人にとって不可欠です。州システムが(国を)一体化させるでしょう。これを実行してください、私たちの民衆の未来を曇らせないでください。」
ザナの発言を受けて、ウードゥル県警は、検事局と県選挙委員会に違法との通告を行った。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:11442 )