コンダ代表タルハン・エルデム氏「世俗主義集会参加者の一部も公正発展党に投票」
2007年07月25日付 Zaman 紙
在野の研究者であるタルハン・エルデム氏は、アンケートによって選挙結果をほぼ正確に予想した。このアンケートを快く思わない層は強く反発した。一部のコラムニストたちは、無礼な言動までして反感を示した。
ヴァタン紙のコラムニスト、ミネ・クルクカナト氏は、アンケートを見て「やめてよ」と声を上げたという。一方、同紙のメイン・コラムニストのギュンギョル・メンギ氏は、「タルハン・エルデム氏は数を数えることもできなければ、殴られたこともないようだ」との見方を示した。
タルハン・エルデム氏は、こういった反応の根底には、民衆を信用しない論理が横たわっていると主張する。エルデム氏は、「民衆を信用せず、民衆を無知だという人々は、アンケートの結果を信じたくなかった。はっきりと、『つまり、この国の48%は無教養なのだ』という人々さえいた」と言う。
エルデム氏は、「自分と同じように考えない者は無教養な人だ」と考える人々は大間違いをしていると述べる一方で、一部の層がトルコの半分を無視しようとしていると語った。
また同氏は、選挙結果の評価も行い、世俗派集会に参加した10%近くの人々が、公正発展党に投票したと考えている。そして選挙結果が世間の常識を表していると発言し、「私はこの国の一個人であることに誇りを感じている」と語った。エルデム氏は、民衆はいつも大半の常識を代弁していると指摘し、以下のように続けた。
「トルコは今までに15回の選挙を行なってきた。これらの選挙のうちどれか一つでも間違いであったと考える人がいるならば、私はその人を説得する準備があります。私は民衆の大多数の考えと異なる人に何回も投票してきました。これにも関らず、民衆の常識を深く信頼しています。私はある1人の国民の感じていることを、首相のそれと同じくらい重要だと考えています。そのため、選挙結果とアンケート結果は互いに重複しているのです」
自分が支持する政治思想に忠実な国民が時に行き過ぎた振る舞いをすることは普通のことだと、エルデム氏は述べる。しかし、同氏を知るコラムニストたちにこのような権利はないことを強調した。
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( 翻訳者:森 天眞 )
( 記事ID:11475 )