バイカルCHP党首、大統領選での妥協点模索に期待
2007年07月28日付 Radikal 紙

CHP(共和人民党)のデニズ・バイカル党首は、「大統領選での妥協点を模索しよう」と話したタイイプ・エルドアン首相の訪問を待っていると述べ、「共に誰かを大統領候補に立てることで妥協できれば、我々も議会へ出向き、投票できるだろう」と語った。デニズ・バイカルは、アンカラ商工会議所会頭と運営委員会のメンバーとの会談後、新聞記者らの質問に答えた。バイカルのメッセージは以下の通りである:

困難はないだろう:
以前の大統領選挙の際、議会では非常に深刻な緊張事態が起こった。その背後には、妥協する必要があったが政権により拒否された、という事情があった。今の段階では、大統領選出の観点から何の困難もないだろう。AKP(公正発展党)は、彼らが相応しいとする候補者の選出のために3度目、4度目の投票で必要な票を獲得できる状況にある。

MHP(民族主義者行動党)が事態を緩和した:
ある野党は、自分らにとって誰が候補となるかは重要ではないという見解を示した。こうした状況では、すでに事は緩和された。首相が「選ばれようとしているのはトルコの大統領だ。このため、野党の協力と賛成を得たい。各政党を訪問して、どのような大統領を彼らが望んでいるのか尋ね、妥協に必要な策を講じたい」と言っているのであれば、非常に適切である。

共同で候補者を探すことが出来る:
私は首相閣下の打ち出した路線を守ることが適切であると考えている。私は首相閣下を待っているが、もちろん、恐らくここへ「我々の候補は誰それである」と言いに来るのではない。このような訪問に意味はない。妥協が求められれば我々は協力する。首相閣下が必要と思えば、誰か候補を探し始められる。共同で、ある候補に合意できれば、我々も国会へ行き投票できるだろう。

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:11501 )