唯一のアルメニア人村落(ハタイ県)の票は、AKPへ
2007年07月29日付 Radikal 紙

トルコ唯一のアルメニア村落で、7月22日の選挙の結果選ばれたのは公正発展党(AKP)だった。

ハタイ県サマンダー地区のワクフル村での選挙の結果は、公正発展党31票、共和人民党25票、民主市民党(DTP)が支援した無所属の議員候補ベルカト・カラ12票、民族主義者行動党(MHP)9票、民主党(DP)1票であった。ムーサー山のふもとワクフル村のベルチ・カルトゥン村長は、公正発展党の村での勝利を評価するにあたり、サービス性を重要視した。「我々の村には、外国から旅行者としてたくさんの訪問客が来る。駐車場を作って欲しいと言えば、すぐに作られた。通路も作られた。サービスを受けたので我々は公正発展党に投票した。」

公正発展党がイスラーム的であることを「危険」と見なしているかどうか、という問いに対しては、「世俗主義の共和国を壊すなんて、どんなに大胆不敵な奴にもできることではない。」と答えたカルトゥン村長は、以前には対抗馬として共和人民党に投票していたことを指摘しつつ、次のように話した。「社会民主主義を唱える共和人民党の少数派民族に対する対策を、我々は受け入れられない。ワクフ法案にすら彼らは反対した(※)。共和人民党は社会民主主義者なのか、それとも民族主義者なのか?」

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News2006927_3592.html

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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:11508 )