リビアが外国人医師ら釈放、フランス大統領がリビアとの関係強化を約束
2007年07月26日付 Al-Nahar 紙

■ サルコジ大統領はリビアとの関係を強化へ
■ ライス国務長官、リビアへの早期訪問を希望

2007年07月26日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AP、AFP、ロイター、MENA】

 フランスのニコラ・サルコジ大統領は昨日、リビアの子どもたち数百人をエイズ(後天性免疫不全症候群)の原因となるHIVウイルスに感染させたとして起訴されていたパレスチナ人医師とブルガリア人看護師5人が釈放されたことを受けて、リビアの指導者ムアンマル・アル=カッザーフィー大佐と会談を行い、フランス・リビア間の関係強化を約束した。

 リビア政府はこの訪問で、8年間拘留していた6人を釈放した後、リビアと欧州連合(EU)およびアメリカ合衆国との協力推進を希望している。EUのリビアへの援助と貿易関係の改善を見返りとする取引によって看護師らは釈放され、一昨日ブルガリアへ帰国した。またEUは、HIVウイルスに感染した400人以上の子供の家族への賠償のために設けられたリビアの基金に対して資金援助を促進すると述べた。

 アメリカの放送局「ラジオ・サワー」に対してコンドリーザ・ライス国務長官はワシントンから、リビアへの訪問を希望すると述べ、「計画や具体的な日程があるわけではないが、私がリビア訪問を希望していることは確かだ」「この国を近いうちに訪問することを心から望んでいる。…アメリカの企業がリビアでの活動に非常に関心を持っていることは承知している」と言った。

(後略)

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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:11529 )