向精神薬は徐々に、旧来の麻薬に取って代わりつつある。
麻薬対策本部長のエスマーイール・アフマディー=モカッダム博士は、ファールス通信とのインタビューで、この問題に関して警告を発し、さらに次のように述べた。「向精神薬の取り締まりは、間違いなく麻薬対策本部の今後の課題となるだろう。この薬を規制するためには、家庭や社会の認識を向上させることがとても重要であることに疑いはない」。
本部長は、大規模な麻薬取締り政策にあって、向精神薬をめぐる問題はこれまでも注目を浴びてきたと述べた上で、さらに「公益判別評議会で検討中の新しい法律の草案では、向精神薬は麻薬の一種として認められている」と付け加えた。
本部長の話によると、生徒と両親双方の認識向上を図ることを目的とした学校教育プログラムを、教育現場の協力を得ながら実施する計画が、現在模索されているとのことである。またこのことに関し、麻薬対策本部の教育・予防委員会を構成するすべての機関を、緻密で分かりやすい計画を立てるために召集することが予定されているという。
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( 翻訳者:曽田茜 )
( 記事ID:11531 )