公正発展党の首脳陣、首相官邸で3時間40分間の会談
2007年08月01日付 Zaman 紙

公正発展党の首脳陣である、タイイプ・エルドアン首相、トルコ大国民議会議長ビュレント・アルンチそして外相であるアブドュッラー・ギュルの三氏が、昨日(7月31日)会談を行った。首相官邸で行われた会談は3時間40分続いた。

会談ではギュル氏の大統領選立候補に関する問題が議題に上がったことが明らかにされている。エルドアン首相とギュル氏は会談ののち、党本部で再び会した。休暇を取っていたアンタリヤから前の晩戻ったばかりのエルドアン首相は、今日行われる予定の高等軍事評議会の前に集中的に話し合いをおこなった。昨日午後首相府で執務を再開したエルドアン首相はまず、国防相のヴェジュディ・ギョニュリュと会談した。その後少将クラスと思しき軍関係者が、首相府に入っていくのが目撃された。これらの軍関係者はエルドアン首相に評議会で取り上げられる議題に関する資料を提出したことが明らかとなった。エルドアン首相は首相府での執務ののち、夕刻に首相官邸へと戻った。エルドアン首相は、ここであらためて大統領候補に意欲を示しているギュル外相とトルコ大国民議会議長のビュレント・アルンチ氏らと会談した。3時間続いた会談後、いかなる会見も行われなかったが、三者会談の主要議題が大統領選に関することであるのは明らかである。ギュル外相が大統領候補となるかどうかが会談ではっきりした模様だ。ギュル氏は先週、公正発展党中央執行部(MKYK)の会合の翌日記者会見を行い、大統領候補への意欲を示した。その後、民族主義者行動党(MHP)の党首デヴレト・バフチェリ氏が、大統領選においてだれが立候補しようとも、本会議に出席するつもりであると表明した。こうした展開はアブドュッラー・ギュル氏選出の前に立ちはだかっていた障害がなくなったという見方をもたらした。しかしながら公正発展党サイドは、議会が始まらないうちに候補者の名前が上がらないよう苦心している。エルドアン首相は、野党指導者らと大統領選に関し話し合いの場を設ける予定であるが、その対策も昨日の三者会談で話し合われたことがはっきりしている。またエルドアン首相は新内閣閣僚リストについてもギュル氏とアルンチ氏の意見を聞いたとされている。首相官邸を夕刻に出たエルドアン首相は、党本部へ向かった。エルドアン首相から遅れて一時間後、アブドゥッラー・ギュル氏も党本部に到着した。両氏はここでも一対一で話し合いを行った。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:11536 )